universalbeachtsuruga’s diary

障がい者の「とある活動日記」です。

☆振り込め詐欺じゃないヨ、ほんとだヨ。

 去年から、色々の活動をしてきた。障がい者の当事者団体に所属する事から始まり、行政管轄の「障がい者相談員」「環境未来ネットワーク委員」と自分が「誰かの為になれるなら」そしてソレが労働に繋がり、社会の歯車の一部になれたら良いなとも思っている。

 活動していく中で全国で普及しつつある「ユニバーサル化」に興味を持ち、どうにか、地元敦賀にも浸透できればと日々模索している。差し当たっては、「愛知県 常滑市 南知多」の方でご活躍されている「南知多ユニバーサルビーチプロジェクト」さんのモデルを敦賀市でも出来るのでは?と思い、愛知県の団体さんと連絡を取り、色々と知識をご教授させてもらっている。彼らは水陸両用の車椅子を使って、障害者の方に素敵な笑顔を提供している。夏は海水浴で、海に入りたくても入れない子達の支援を…涼しくなってきたら山でキャンプ…オールシーズン「ユニバーサル化」を楽しんでいる。

 俺の地元には素敵な海水浴場が沢山ある。だが一つとして車椅子の人が楽しめれる海水浴場は無い。僕自身にお金があれば、クラウドファンディングや賛同金を徴収する事なく、名声を得られ、気持ちいい立ち位置で、人から感心されるであろう。だけど正直に言うと先立つものが無いのが事実…そして人からの感心が欲しいのではなく、一人でも多い笑顔が欲しいのだ。先にやられている団体さんに、写真や生の声を聞いた。写真では水陸兼用の車椅子を使い、ライフジャケットを着て、素敵な笑顔をかもし出している女の子をみた。生の声では、足の不自由な男の子が海の浮力を使い、歩けると喜ぶ様を見てやって良かった達成感、自分自身の存在意義に繋がると言うていた、とある県の団体の代表者…そんな話しや写真を見たり、聞いたりしたら本当にやりたいと想った。
 今、国は共生社会を目指している事もあり、僕たちの市には新幹線が通る事になった。福祉の観点、観光の観点からしても、行政機関と手を組めたらこんなWin-Winな話しは無い。だがしかし、大人になってから世の中のカラクリを少し知った僕は、行政機関と手を組むには「実績」が必要という事を知る事になる。実績があって初めて交渉が出来る行政…交渉の先には予算取りがあったりで、年をまたぐ必要になってしまう…今年、海水浴シーズンでは無いが9月に海水浴場でイベントが出来る許可を頂いた。言うならば実績を作るという切符を手に入れた。
 安全に事を運ぶ為には、他県から団体さんに来てもらったり、イベントを盛り上げたりで色々な費用がかかる…そういった工面であったり、資金繰りがどうにもならないのが現状だ。本来なら、クラウドファンディングがセオリーであり、アナログの集め方だがどうする事もできない…
 正直に言うと地位も名誉もいらない。まだ見ぬ新しい出会い、素敵な笑顔がみたいだけ。
 プロジェクト成功の為、皆さんの力をかしていただきたいと思います。f:id:universalbeachtsuruga:20230804182254j:image